サイトに転載中です。

ここに書いている内容を、メインで書いているホームページに転載してまとめておこうと思います。 転載が完了したら、ここは少しリニューアルすることになると思います。田後90〜水平線の向こうに「いただきます。」の姿勢を思いながらオカリーナを吹く、とい…

オカリーナ、自分を見つめること

オカリーナに限らず、何か楽器を始めた最初のころは、 自分の音がなんとなく、頼りなく感じます。 不安定で、がさがさした音にしか聞こえません。 息が続かないで、苦しそうに聞こえる、そんな気がします。タンギングって言われて、習ったとおりに舌をつける…

オカリーナ、いただきますの姿勢のままで

皆さん、ごちそうを目の前にして、手を合わせるとき、 これはもしかしたら世界中で同じようにするのかもしれませんが、 ごちそうをにらんだり、鼻息荒く、肩をいからせる人はいませんね。もしかしたら、いただきますと手を合わせる習慣を忘れている方が いた…

オカリーナ、楽譜は音楽ではありません。

皆さんは、「レシピ」そのものが「料理」だとは思わないでしょう。 また、「デッサン」やさまざまな「技法」がそれだけで、 「絵画」ではないのと同様に、「楽譜」は「音楽」ではありません。「楽譜」は、何をどのように表現するかを再現するための 「レシピ…

オカリーナ、綱渡りの息

オカリーナは、「支え」が必要な楽器です。まず、「息」ですが、ストローをくわえてシャボン玉を作るくらいの 慎重な息が必要です。弱すぎると、ぼたぼたとせっけん液が垂れて、 シャボン玉が作れません。強すぎると、すぐに吹き飛んでしまいます。ちょうど…

オカリーナ、当てずっぽうでどんどん吹いてみよう

「楽器を吹く。」ということは、楽譜としっかり向きあって 真面目にきっちりひとつひとつやらなくっちゃいけない・・・。なーんて、思っていませんか。カラオケ屋さんに行くと、楽譜は置いてありません。 番号の付いた「タイトル本」しかありません。 あとは…

オカリーナ、息を吸うこと

皆さんは、ふだんは鼻で息を吸ったり、吐いたりしていると思います。 そうですよね。たいてい口は閉じています。いつも口を開けていると ちょっと見た目が気になるかも知れません。でも少し激しい運動をすると、息が足りなくなるので、口で吸ったり 吐いたり…

オカリーナ、センシビリティー

日本語の「感性」ということばは、曖昧なことばです。 感情的なものや、感覚的なこと、さらには情緒や感受性なども 意味することばでもあり、使われ方も様々です。そのため「理性」とは、対極のイメージで使われることも多く、 「論理性」とは切り離されたも…

オカリーナ、向かい合う指先

どんな楽器でも、演奏が上手な人の指先を見ていると、 見とれるくらいに美しく感じられます。これは、スポーツにも通じることでしょう。 フォームが美しいと、記録も飛躍的に伸びるものです。そんな風に見た目の美しさが、影響するものなのでしょうか。ぼく…

オカリーナ、イメージを持って

人は、イメージに描いたように生きています。 なかなかイメージ通りにならないのが、人生なのですが、 そう思いたくなるほど、常にイメージを描いているのが 人間です。オカリーナの音色は、実にイメージを刺激する音色です。 呼吸をするような、鳥がさえず…

オカリーナ、手のひらの中の笛

オカリーナは、手のひらの中に包み込まれてしまうような 小さな楽器です。もちろん、低音用に作られた大きな楽器もありますが、 一般にメロディー用に使われる楽器は、両手で持って 心地いい実にしっとりとした重量感のある楽器だと思います。その大小の大き…

オカリーナ、アルファ波の調べ

人間の脳は、常に活発に活動していて、さまざまな周波数の 脳波(電気的信号)を発していることが知られています。その脳が、リラックスしている状態にあるとき、 10ヘルツ前後のゆったりとしたゆらぎのある信号が 全体に占める割合として多くなるそうです…

オカリーナ、微笑みの口元で

オカリーナの吹き口、これを「べっこ」と言うらしい。ヨーロッパで発達した楽器の多くは、吹き口は取り外して取り替えることができる。 この場合の呼び名は「マウスピース」と言い、マウスピースに対して口元の形を 「アンブッシュアー」と言って、いかにこ…

オカリーナ、一息の風船

風船をふくらませたことはありますか。今、目の前にゴム風船があると想像してください。 色は、あなたの好きな色で・・・。そして、 これからそのゴム風船をふくらませると思ってください。さあ、今まさにそのゴム風船をふくらませようと、 その瞬間、あなた…

オカリーナ、楽譜はいらない

過激なタイトルですけど、本当です。 楽譜はいりません。とくにオカリーナでメロディを奏でるために 楽譜が必要になることはまずありません。でも、どうして、楽譜があるんでしょうか。 初心者向けの本にも、ドレミや指の押さえ方と いっしょに楽譜がついて…

オカリーナ、息のつながり

リズムや音の変化の中で息をつなげていくことは、実際むずかしい。リズムを刻もうとすると、息が引っこんでしまう。 その瞬間、音を出そうとして、体に、息に力が入る。 次第にかたく、ぎこちなくなっていく。小学生のとき、作文を上手に読もうとして、読め…

オカリーナ、指先は丸く美しく

オカリーナには、ほかの楽器にはない特徴がいくつかあります。まず、顔の口元の近くで構える楽器であること。 支える指がかわるがわる変わること。 10本全部の指を使って穴を開けたり閉じたりする楽器であること。 吹く楽器でありながら、「管」楽器ではない…

オカリーナ、手と手を合わせて

肩をいからせず、自然に立って、静かに胸の前で 両方の手のひらと手のひらを合わせて、合掌(がっしょう)の ポーズ。まっすぐに前を向いて、静かに呼吸を整えましょう。手と手を合わせたままで、右手の甲が自分を向くように 手首をひねって回転します。手の…

オカリーナ、歌うということ

「歌う」ということばの語源は、「訴う(うったう)」あるいは、 「打ち合う(うちあう)」ではないかと言われています。内から出る思いを表現のひとつとして、聞く人、一緒に 歌う人と心を打ち合うことが「歌う」ことだと思います。「心を打ち合う」という…

オカリーナ、演奏するときの姿勢

ぼくは、クラリネットのアンサンブル以外は、 椅子に座って演奏することはほとんどありません。自然な呼吸で演奏し、リズムを表現するには、立った姿勢の方が 座った姿勢より、適していると考えています。自然に立ったときには、まっすぐ上にジャンプして、…

オカリーナ、「息」について

「息」がつく日本語、熟語はたくさんあります。 「寝息」「吐息」「鼻息」「息吹」「青息吐息」 「息巻く」「気息」「息の根」「ため息」 「息が合う」「息が詰まる」まだまだあります。息ひとつで表情までもが見えるような気がしますね。 これほど身近で欠…