オカリーナ、いただきますの姿勢のままで

皆さん、ごちそうを目の前にして、手を合わせるとき、
これはもしかしたら世界中で同じようにするのかもしれませんが、
ごちそうをにらんだり、鼻息荒く、肩をいからせる人はいませんね。

もしかしたら、いただきますと手を合わせる習慣を忘れている方が
いたのなら、お祈りのときのことを想像しましょう。

神社の賽銭箱の前で、金額に見合わない願い事を思うときのことを。

ほら、素晴らしくステキな姿勢をしていると思いませんか。
合掌ではなくて、両手を組む場面もあるでしょう。
力まずに背筋がすっと伸びて、正面をしっかりむき、
人はこういうときの姿勢は実に自然でのびやかです。

こういう姿勢で歌を歌い、楽器を演奏してほしいのです。

いつもこの姿勢のことを想像してください。
そして、楽器に慣れないうちは、手や肩に力が入ってないだろうかと、
ひとつひとつ点検しながら、ゆっくり長い音から吹き始めてください。